|
|
|
|
|
|
高熱が出ると誰もが慌てふためきますが、対処法は3つあります。
@原因を調べ根本的な治療をする
A重症感が乏しければ通り過ぎるのを待つ
B解熱剤で熱を冷ます
@とB、AとBを同時に行うことも可能ですが、1つ1つ検証してみましょう。
@熱以外の症状がポイントです。セキや痰、ノドの痛みがあれば気道の炎症。腹痛、下痢などがあればお腹の病気などです。頭痛や関節痛は熱に付随して起こるので、参考にならないこともありますが、熱以外の症状が乏しい場合はこれらも原因検索のとっかかりとして重要です。例えば、頭痛に伴って意識障害や神経症状があれば髄膜炎なども考えられます。腰の痛み、頻尿、血尿など尿路系の症状がある場合は腎盂腎炎などの可能性があります。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
A通り過ぎるのを待つのは勇気がいりますが、一部のものを除いて一般的なウイルス疾患では1日〜2日で熱が下がるので、全身状態が良ければ様子を見てもよいでしょう。様子を見て良いものなのかどうか見立てるのは医師の大切な仕事の1つです。
B解熱剤で熱を冷ますことが病気の治療を妨げると思っている方があり、熱を下げた方が早く治ると考えている方もありと、人さまざまです。実際多くの研究が行われていますが、どちらが本当によいのか結論は出ていません。
大切なポイントは、我慢が可能なら様子をみても良いが、高熱で消耗したり、食欲が落ちているようなら積極的に熱冷ましを使うべきでしょう。心臓が悪い方は、熱を発生するためにエネルギーを使いすぎると心臓に負担をかけます。体力に余裕の無い方は熱を下げた方が無難でしょう。
|
|
|
|
|