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古来より、遠洋航海をする船乗りや籠城兵には、脚気や壊血病といった特有な病気が起こることが知られていました。これらの病気はフレッシュな野菜などを食べることによって簡単に治るため、かたよった食事が原因で何らかの栄養素の不足が原因と考えられていました。この不足した栄養素がビタミンです。ビタミンとして最初に発見されたのが1910年頃なので、発見後およそ100年が経とうとしています。 栄養過多の現代では、普通の食事を摂っているかぎり、まずビタミン不足になることはありません。しかし、かたよった食生活や、胃腸の病気で手術をしている方などでは、ビタミン不足の症状が出ることもあります。
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ビタミンには大きく分けて@水に溶ける水溶性ビタミン、A油に溶ける脂溶性ビタミンがあります。 水溶性ビタミンはその名のとおり水に溶け易いので、食物を煮たり水に長くつけているとしみ出して消え失せます。必要以上に摂った場合は、尿に溶け出して、体外へ捨てられ、蓄積することはありません。このように水溶性ビタミンは貯金が効きにくいので、毎日摂ることが必要です。 脂溶性ビタミンは体内の細胞内の油滴などに蓄えられるため、貯金することが可能です。逆に摂りすぎると過剰になって体に不具合が起こることもあります。 これらの特徴を踏まえ、各ビタミンの役割や、過不足による問題などについて確認していきましょう。
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