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メタボリックシンドロームの診断基準はまだ不確定で今後変わる可能性もあります。現在のところ内臓肥満を反映する腹囲が大きいことが必須項目で、それに@高脂血症、A高血圧傾向、B軽度の血糖値上昇の2つ以上そろえばメタボの基準を満たします。平成20年度の特定健診では、腹囲の基準を満たさなくとも、BMIが25以上の者も同様な扱いとなります。
診断の基本は内臓脂肪の有無です。CTでおなかの断面図を撮影し、断面積中の脂肪部分が100cm2を超えることが必須条件です。国民全員にCTをするわけにいかないので腹囲で代用しています。これに加え、高脂血症(TG高値、HDLコレステロール低値)、高血圧傾向、高血糖のうち2項目以上そろえばメタボ該当者となります。平成20年度4月より始まる特定健診では腹囲の基準を満たして無くともBMI25以上の方も腹囲
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の基準と同等とされます。また、高脂血症、高血圧、高血糖基準を1つ満たしているだけでもメタボの予備群として、保健指導の対象となります。厚生省の調べでは、40歳〜74歳までの男性の1/4、女性の1/9が該当します。そして、比率男女差が血管病の男女差に一致しています。特定健診では血糖値も100mg/dlと基準値が下がります。ちょっとしたメタボの予備群でも、早めに生活習慣を見直さねばならなくなり、ご加入の健康保険から教育的指導を受けなさいと案内がきます。
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