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どんな薬を使うの? 1999年12月にアマンタジン(シンメトレル)がA型インフルエンザの治療に使われるようになってからインフルエンザの治療が一変しました。インフルエンザウイルスを直接退治することが可能になったからです。その後A型、B型両方に効くタミフルやリレンザが登場し、耐性のできやすいアマンタジンはインフルエンザ治療の第一線から退きました。現在ではタミフルが最も使われています。 いつどのくらい使用するの?
インフルエンザと診断されたら速やかに服用します。一般に発症48時間以内に開始しないと、自然回復するのと薬で治るのとの時間的な差が出ないと考えられています。なおタミフルやリレンザはアマンタジンと異なり治療上有益と考えられる場合は妊婦であっても使うことが可能です。 高熱がでても下げてはいけないの? そんなことありません。熱を下げると風邪が治りにくくなるというのは迷信です。頭痛や関節痛なども熱に伴い出現するので辛ければ使って構いません。なお、小児に関しては、アスピリン(バファリン)やジクロフェナク(ボルタレ
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ン)、メフェナム酸(ポンタール)は使用しないことになっており、アセトアミノフェン(カロナール等)が一般的に用いられています。 抗生物質は必要ないの? インフルエンザウイルスそのものには抗生物質は無効です。ただし、インフルエンザの合併症として気管支炎や肺炎、副鼻腔炎、中耳炎などを合併した場合やこれらが疑われる場合は抗生物質が必要です。このあたりは臨機応変にいかなければなりません。 熱が下がったら治ったの? 高熱が出るインフルエンザなので、熱が下がったら治ったとお考えの方が多いかと思います。確かに身体は楽になっているので、個人的には治ったように感じます。しかし、熱が下がっても3日程度はノドや鼻にウイルスが残っているので咳やクシャミをすると次の人にうつすおそれがあります。コレこそまさにウイルスが次の人に乗り移って生き残る戦術なのです。そこで、ウイルスを他の人に広めないために、できるだけゆっくり休んでから仕事や学校に戻りましょう。どうしてもという方は必ずマスクをしてばらまかない工夫をしてください。
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