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インフルエンザ Q&A一般事項編

 北風が吹くとインフルエンザの季節が到来です。この10年で大きく診療体系が変わった病気は、何を隠そう風邪の親玉インフルエンザなのです。医師の間である程度統一した見解が固まったこの流感の考え方を、Q&A形式でまとめました。また、ここ1−2年のトピックスも加えました。

インフルエンザはなぜ冬に流行るの?
 それは、気温が下がり空気が乾燥するからです。咳とともに空中に飛散したインフルエンザウイルスの6時間後の生存率を調べたデータの報告があります。



 表から、ウイルスは低温、低湿度の時、より長時間生き残り感染力を保ちます。冬はまさに低温、乾燥の時期なので、ウイルスにとっては格好の生存環境です。しかし、夏の間にウイルスが死に絶えるかというとそうでもなく、最近では夏にもインフルエンザに罹っている人がいることがわかってきました。(インフルエンザの簡易検査のおかげで夏に散発的なインフルエンザの発生が確認されてきた。)従って、冬に繁栄するインフルエンザウイルスは夏の間も少数の人々の間で感染を繰り返しながら連綿と受け継がれ、場合によっては形を変えながら、翌年のシーズンまで、なりを潜めているわけです。

インフルエンザと風邪は違うの?
 風邪は一般用語なのできちんとした定義はありません。咳や鼻、喉の痛みなどは感冒症状と言われていますが、これらの症状に加え熱が出ているものが一般にイメージされる風邪です。しかし、お腹をこわしたり頭痛がするなど、命に別状はないが不快な症状、食欲低下、倦怠感などの症状も風邪だと思っている人が多く混乱しているので、できるだけ使うべきではない病名です。花粉症などアレルギー性鼻炎も鼻風邪と言われたりします。インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染し、強い感冒様症状が出るので、いわゆる風邪とは峻別可能です。

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