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足のふくらはぎや、膝の裏などにボコボコと柔らかく青い小さな瘤ができるものを静脈瘤と呼びます。足へ流れた血液が重力に逆らって心臓に戻るときその駆動力となるのは筋肉の収縮によるポンプ作用です。このポンプは心臓と違い不定期で、勢いもないため、流れがよどみます。こんな時に足先へ逆流しないよう静脈には弁が付いています。この弁の働きが機能せず、血液が静脈内に滞ってしまうと静脈瘤ができます。その他、網目状になっている静脈のどこかが詰まったり狭くなって通りが悪くなるとうっ滞し、同様に静脈瘤ができます。 (症状)立ったときなどに静脈瘤が浮き出てくる他、足がかったるくなったり、重くて辛かったり、熱感を感じます。この程度で済めば我慢できる場合もありますが、長年これが続くと皮膚が
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黒っぽくなったり、毛細血管が怒張したりむくんでくることもあります。そして静脈炎を起こし熱が出たり、静脈内に血栓を作ることもあります。また、血の巡りが悪くなった足の皮膚が破れ潰瘍になる場合もあります。 (治療) 弾性ストッキングなどで圧迫する方法が最初に行われます。しかし、窮屈なためほとんどの場合長続きしません。以下の場合は静脈瘤となっている血管を抜き取る手術を行います。静脈は一本二本を抜き取っても他の場所にもあるため大丈夫です。 @静脈瘤が大きく合併症の危険がある A痛みやだるさの症状が強い B浮腫や潰瘍があり、循環不全が明らか C静脈炎を繰り返す D美容上の希望があった場合
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