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(3 ページから続く)
ガスが臭い---飲み込んだ空気それ自体はにおいがありません。芋や豆などのデンプン質が大腸で発酵すると、炭酸ガスやメタンガスが生じます。これらは無臭に近いものです。小腸で消化分解されなかったタンパク質が腐敗すると、インドール、硫化水素、アミンなど窒素を含む極めて悪臭なガスが発生します。卵や肉などのタンパク質をたくさん食べ便秘をすると大腸菌などの腸内で腐敗する菌が増え、臭いガスが大量発生するわけです。
これらの腐敗や発酵を防ぐためには、
1)野菜中心の食事を摂ろう。
タンパク質の多い、肉、魚、卵などは臭いの元です。なお、野菜でもニンニクやタマネギは臭いの元になります。
2)ビールやアルコールを控えめにしよう。
アルコールは食物の正常な消化を妨げガスを発生しない善玉菌の敵です。
3)便秘を防ごう。 腸内に消化しなかった物質が長時間溜まると、腸内で腐敗するためガスの発生が増えます。
4)乳酸菌を摂ろう。
腸内で善玉菌と言われる乳酸菌が増えると、臭いの原因となる悪玉菌が追い出されます。ヨーグルトは乳酸菌の住みやすいオリゴ糖
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が多く含まれ、しかも乳酸菌自体が入っているタンパク質の豊富な食品です。ガス対策には理想的な食品ですね。乳酸菌製剤も有効です。 下血する---おしりから血が出てくる事です。食道、胃、腸、膵臓の一部などから消化管内腔へ出血したものです。出てくる場所によって血の状態が異なります。食道、胃、十二指腸など消化管の上流から出血すると、血液が胃酸によって酸化し、真っ黒い便が出ます。墨の様な便が出たというのがこれです。胃、十二指腸潰瘍、胃ガンなどが代表です。大腸など腸の出口に近いところからの出血は一部黒く変色している事もありますが、基本的に赤く血の色をしています。大腸ガン、腸炎などでよく見られます。そして、肛門近くで出血すると鮮血と呼ばれる鮮やかな血が出ます。大便をした後に肛門が痛くなり、真っ赤な血が出たなど、痔が典型です。直腸の癌やポリープなど大腸の比較的出口に近いところから出た場合も鮮血のことがあります。いずれにしても下血は大問題ですので、気づいたときに放っておかず、こちらへお知らせ下さい。
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