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る精神安定剤、パーキンソン治療薬が原因のこともあります。
おう吐---胃の中の物を吐き出す事です。吐くという動作は、胃の異変を神経が感じると、脳にその情報が伝達され、脳が吐いた方が良いと判断すると、腹筋や横隔膜などの筋肉へ吐くように協調運動をしなさいと指令が出てオエッと戻します。原因は胃に病気があるとき(潰瘍やガンなど)、体に悪い物を飲み込んだり食べてしまったとき(傷んだ食べ物や食中毒を起こす細菌など)、そして脳に問題が起きたとき(髄膜炎、脳出血、脳腫瘍など)です。3番目の原因は胃自体

に問題が無いのが特徴なので、胃痛やお腹の不快感がないのにいきなり吐く場合などは要注意です。飲み過ぎや精神的な原因、薬の影響などが原因になっている事もあります。
吐血---血を吐く事です。食道、胃に出血が起き、胃に溜まった血を吐く事です。潰瘍やガンが一般的な原因です。お酒を飲み過ぎたり、食中毒で何度かおう吐しているうちに胃と食道の境が裂けて出血するマロリーワイス症候群もよく見られます。こちらは一時的な出血なので、大概大事に至りません。






腸の症状

お腹がゴロゴロする---胃腸の中には食べ物や胃腸の粘膜がはがれた垢のような物が固体として、飲み物や消化液が液体として、それから飲み込んだ空気や腸内の細菌が発生したガスが気体として存在します。このうち液体と気体が混ざり合うときの音がゴロゴロ鳴る正体です。つまり自然な状態でもゴロゴロしているわけです。しかし異常にゴロゴロするとおっしゃる方が時々いますが、大概は自然な音を意識しすぎている場合です。その他胃腸が動きすぎているとき(下痢しているときなど)、水分かガスが多すぎるときなどに見られます。痛み等の症状が無ければ心配いりません。
お腹が張る---お腹の中に様々な物が溜まると出る症状です。食べ過ぎ、炭酸飲料やビールの飲み過ぎ、空気の飲み込みすぎなどが主な原因です。その他、胃腸の外側とお腹の皮の間に水が溜まる腹水やお腹の中に腫瘍などのできものができたり、肝臓や腎臓が腫れた

りした場合もお腹が張ります。何が溜まっているか調べる事から始めましょう。診察をして、必要に応じて超音波やレントゲンを撮るとだいたい何が溜まっているか確認できます。胃腸だけでなく、高齢者の男性などでは前立腺肥大のために尿が出ず、膀胱に1リットル以上尿が溜まってパンパンに膨れあがっていたという笑えない事も起こります。
ガスが多い---ガスは飲み込んだ空気が70%、残りが腸内の細菌が発生させる気体です。普段でもある程度お腹の中にガスはあります。自然な状態でも発生するので、あまり気にする事はないわけです。一般に誰でも一日1l〜2lのガスを放出します。しかしガスが溜まるとお腹が苦しくなる方もいます。そんな方はガスコンというガスの泡を壊して腸の壁から吸収しやすくする薬があるので、試してみても良いでしょう。

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