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A)間質へ水が出る @血管内の水圧が上がる場合 (静脈がうっ帯する) 心不全---心臓が血液をさばききれずもてあました状態です。静脈内に血液が滞り、毛細血管の内圧が高まり間質に水が漏れ出ます。 呼吸不全---肺機能の低下が右心房、右心室に負荷をかけ心不全に近い事が起こります。これを肺性心と呼びます。結核の後遺症、肺気腫、肺線維症、肺ガンなどの手術後などが元々の肺疾患です。 心膜炎---心臓を包んでいる膜に水が溜まったり膜が固まって、心臓がふくらまなくなる病気です。これも静脈血が充分に心臓へ戻る事ができないのでむくみの原因になります。 急性腎不全---水と塩分が体内に貯まり動脈側の水圧が上がります。
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慢性腎不全----急性腎炎と似た仕組みです。 なお、腎不全は透析で水分を抜く以外むくみを治す手だてがありません。 血管やリンパ管のうっ滞---膝を傷めると、静脈から見て上流のスネや足の甲がむくみます。癌のリンパ節転移でリンパの流れが閉ざされたり、手術でリンパ管を損傷したりするとリンパ液の流れていく先がなくなりその周囲に水が溜まります。 A間質が水を吸い出す 間質と血管内のアルブミンバランスが間質の方に多くなる場合です。 ネフローゼ---腎臓の血管からアルブミンが漏れだし、相対的に間質のアルブミンが多くなり水が血管から間質へ吸い出されます。
(3 ページに続く)
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