他のペット関連病

サルモネラ症
 食中毒を起こす細菌です。一般的には卵や鶏肉から感染する菌として有名ですが、ペットとなる動物が保菌者であることもよくあります。ペットで有名なのはカメです。たいていのミドリガメは菌を持っていて、水槽の水や泥はサルモネラに汚染されていると考えてください。このためお子さんのペットとしてミドリガメは適当ではありません。スッポン料理なども汚染源として知られています。
エキノコックス症
 キツネや犬の小腸に寄生し、便中に卵が出てきて人に感染する寄生虫です。エキノコックスが人の体に入ると肝臓へ行き肝臓内に寄生虫による水ぶくれ(のう胞)を作ります。そしてこれが正常な肝臓組織を圧迫して死に至らしめる怖い病気です。幸い日本

では北海道のキタキツネしか保虫していないといわれています。しかし、北海道では飼い犬が持っていたとか、感染した犬が飼い主とともに津軽海峡を渡ったとの話もあり予断を許しません。
イヌ回虫、ネコ回虫
 イヌ、ネコの便に出た回虫の卵が人の口に入り、腸で孵化します。生まれた幼虫は人の体で成虫になれませんから(卵を生めない)人から人へ感染しません。しかしこの幼虫が曲者で、血管やリンパ管を這って行き、目や肝臓、肺や脳へ到達しそこで暴れます。目が有名で"眼幼虫移行症"と呼ばれ、網膜に達して行き場のない虫がそこでしこりを作り、視力障害を起こします。






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