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マンションなど機密性の高い住宅が増えたせいか、イヌなどのペットと同居する人が増えたためか、動物アレルギーで喘息を起こす方が増えています。 ペットのうち喘息と関係が深い動物はネコ、イヌ、ウサギ、インコや鳩に加え、最近ではハムスターやモルモットなどネズミの仲間による喘息も増えています。 アレルギーの素は、ふさふさ生えている毛の成分や、皮膚表面の死骸であるフケです。これらを吸い込む事により喘息が発症します。 室内でペットを飼っていると目には見えなくても、ほこりの中に動物の毛やフケがたくさん含まれています。これが直接、アレルギーの原因となり、喘息を誘発します。さらに、フケなどはダニのえさとなり、ダニを増やす原因にもなります。ネコ喘息の患者さんはネコ単独のアレルギーでだけでなく、ダニにアレルギーを持っていることも多く、両方のアレルゲン(アレルギーの素)を吸い込んで喘息発作を悪化させます。
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これら動物アレルギーは70%以上の方は気がついていないとされています。何かペットの近くに寄るとクシャミが出たり咳が出るようだと疑いが強くなるので動物に対する特異IgEなどの血液検査で調べるとよいでしょう。もし陽性が出たら……?。 ペットを処分できれば話が簡単ですが、むやみやたらに殺したり公園に捨てるわけにはいきません。ペットが体に悪いと言っても、同居せざるを得ないのが実情でしょう。そこで妥協案として、以下のポイントを参考にし対策を立てましょう。
1.1週間に1度程度、ペットを洗う。 (犬、猫など) 2.寝室には絶対ペットを入れない。 3.普段から徹底的に部屋を掃除する。 4.フローリングなど、ほこりのたまり にくい、掃除のしやすい床にする。
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