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口からネバネバしたものが出ると一般に痰が出たと言われます。肺や気管支など、喉より下から上がって出てくるものを本来は痰と呼びます。鼻をススって口から出すものは鼻汁であり厳密には痰ではありません。特にアレルギー性鼻炎などで鼻がつまって(鼻閉)喉に落ちるものを後鼻漏と呼びます。この後鼻漏がもう一つの痰の正体です。この後鼻漏は、炎症を起こす物質がタップリ含まれているため、鼻から喉に落ちると喉が焼けて痛いと感じます。また、これを気管支の方に吸い込むと、気管支粘膜に炎症をおこします。そして、喘息のような症状につながるわけです。
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慢性のアレルギー性鼻炎の方は、鼻がつまっている状態が日常になっており、いつも痰が絡んだり喉がカラカラに乾いたり、痛いと感じています。このような方が咳を始めたら咳止めなどの普通の治療ではまず治りません。咳の治療に加え、鼻水を減らす抗ヒスタミン剤や鼻づまりを取る点鼻薬やオノンなどのロイコトリエン拮抗剤が必要になります。自分で気がつかなくてもいつも鼻をフンフンしている方は要注意です。
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