5.インフルエンザと予防接種

   インフルエンザのウイルスは、流行すると人間に免疫力がついて攻撃されやすくなるため、毎年少しずつ形を変えて生き残ろうとします。従って、流行するウイルスも少しずつ違ったタイプのものになります。流行を起こす前に、細々と生き残っているウイルス、鳥達の中で繁殖しているウイルスのタイプを調べ、毎年流行りそうなウイルスを予想して、そのワクチンを夏の間に作成し、秋に接種します。流行っ

ているタイプのワクチンだったら予防効果は期待通りですが、予想が外れることもあります。はずれた場合は全く無効になってしまうのでしょうか?いやそんなことはありません。完全に予防できなくとも、軽く済んで、肺炎や脳炎など重い合併症を起こしにくくなります。当たらずとも遠からずと言ったところでしょうか。






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