4.インフルエンザとかぜ

せき、のどの痛み、発熱、鼻水。こんな症状が出たらかぜをひいたと一般に考えられています。このような鼻、のどなどの症状を起こすかぜは様々で、家庭や学校でうつしたり、うつされたりするものもあります。かぜは一般に症状が軽いため、どんなウイルスあまり熱心に調べられることはありません。ところがインフルエンザは同様なウイルスが原因の病気ですが、ふつうのかぜと比べて症状が重く、長期間にわたって熱が続き、しばしば気管支炎や肺炎を併発します。以前は流行すると多くの命が失われたため、発信地にちなんで、香港かぜ、ソ連かぜなどと呼ばれることもありました。医療事情が改善した現在でも、高齢者や、幼弱者を苦し

め、働き盛りの人たちを1週間ベッドにくくりつけることもあります。原因はA型とB型のインフルエンザウイルスで、ニワトリなどの鳥がウイルスを増やし、人の間で流行します。ウイルスは細菌のように細胞の外にいて細胞を攻撃するのではなく、細胞の中で核に入り込むので、普通の抗生物質は効きません。従って、予防接種をしてできた自分の免疫力で、もらったウイルスをやっつける方法がインフルエンザから自分の体を守る方法になります。また、昨シーズンから、A型インフルエンザに対する抗ウイルス作用を持った薬が認可されました。A型インフルエンザにかかってから早期(症状が出てから2日以内)に服用すれば、比較的軽くすみます。






胃の痛み? 胃、十二指腸潰瘍のイメージ | もう一つの胸痛 逆流性食道炎 |
インフルエンザとかぜ 胃、十二指腸潰瘍と食事 | インフルエンザと予防接種 編集後記