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1)気管支拡張剤 喘息同様、気管(気道)が詰まり息苦しくなったり痰が詰まったりするため様々な気管支拡張剤を用います。 A)抗コリン剤 軽症〜中等症で、運動時に呼吸の苦しさを感じるときは、スプレー式のアトロベントやテルシガンの吸入薬を用います。これらは、β-刺激剤の吸入に比べ、ゆっくりと効き、持続時間も4〜8時間持続すると言われています。動悸や尿が出にくくなるなどの副作用もありますが、比較的高齢者にも使いやすい薬とされています。 B)β-刺激剤 メプチン、ホクナリン、サルタノールなどです。長期間効果があり副作用の少ないテープ剤や内服薬は日常の治療に使われ、歩行などの運動時に息切れや咳がつらいときは、即効性のあるスプレー式の吸入薬が使われます。 C)テオフィリン テオドールやユニフィルなど長時間作動性の内服薬が使われます。
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2)吸入ステロイド フルタイドやアルデシンなどです。COPDも慢性的な気道炎症があるため、炎症を静める効果があるステロイドも使われています。喘息と比べると、やや効果が甘いのですが、日常生活での呼吸が楽になったり、急な呼吸困難が起こりにくくなるため最近は使われることが多くなりました。 3)マクロライド少量療法 クラリスやエリスロシンなどを通常量の1/3〜1/2程度長期的に服用します。気管支の先端を中心に、慢性的な炎症が治まる可能性があるため、今後は一般的な治療法になるかもしれません。 4)去痰剤 ムコダインやムコソルバンで痰を切れやすくすると呼吸や咳が楽になります。 5)利尿剤や強心剤 COPDが進むと、心不全になりむくみます。この心臓への負担を軽減するために、ラシックスなどの利尿剤やジギタリスなどの強心剤が使われます。
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