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1)喫煙 タバコは肺気腫など、COPDの最も重要な原因となっています。タバコの本数が増えると慢性的な咳が続くようになり、年齢とともに呼吸機能が落ちて高齢者になると息切れがひどくなります。タバコには無数の揮発性や粒状の有害物質が含まれており、どの物質が主因かはわかっていません。 2)粉塵粒子 金属鉱山や炭鉱労働者などが有名で、以前は塵肺と呼ばれ労働衛生上問題になっていましたが、最近はこのような仕事が日本では少なくなりました。そのかわり、食品加工業、製パン業(小麦粉)、塗装業(ペンキやシンナー)、美容業(パーマ液)など有機性(生物性)の粉塵や化学物質の微粒子などを吸引し、呼吸機能障害をきたす業種の方が増えてきてます。
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3)大気汚染 喘息と区別しにくい慢性気管支炎などは、大気汚染との関連があると考えられています。昔、四日市喘息、川崎喘息と呼ばれたものの正体が大気汚染によるCOPDであった可能性があります。最近ではこれらの町の空気も以前よりきれいになっていますので、証明することが難しくなりました。 4)乳幼児期の呼吸器感染症 乳幼児期にインフルエンザなどのひどい風邪や肺炎に感染すると、肺の成長が遅れ、大人になっても成熟しきっていない肺になります。肺の成長は2才で止まると考えられているので、それ以前の呼吸器感染症によって肺の成長が遅れ、呼吸機能の到達点が低いままで成長が終わるからです。
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