赤血球のタンパク質、ヘモグロビン(Hb)はブドウ糖と結合しHbA1cとなります。赤血球寿命は120日です。生まれたての赤血球内にHbA1cはなく、徐々に増加します。検査値はこの間の平均値を示します。(図の60日目の値。)日ごろ高血糖状態が続くと、HbA1cの割合が増えるため(図の傾きが急になります。)、長い目で見た治療の目安になります。5.8%未満が優、5.8〜6.5%が良、6.6〜7.9%が可、8.0%以上が不可です。変動の大きい血糖値に一喜一憂せず、HbA1cに着目し、気長に食事療法などの治療に取り組むことが糖尿病治療の秘訣です。
ヘモグロビン+ブドウ糖= HbA1C
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