糖尿病の薬物療法

3.薬物療法について

食事、運動などで血糖値が下がらない人は薬物療法を行うことになります。状況によって使い分けますが、効きすぎると血糖値が下がり、
低血糖状態になることがあります。冷や汗、動悸、不安感、手のふるえ、頭痛、強い空腹感、目のかすみなどで始まり、進むと意識が低下します。このようなときは、ブドウ糖が含まれている清涼飲料水や、糖の入った飴、ブドウ糖の粉末などをとってください。

A)SU(オイグルコン、グリミクロンなど)
  膵臓に働きかけ、インシュリン分泌を促す薬です。

B)ビグアナイド(メルビンなど)、ノスカール等
  体の細胞でインシュリンが

働きにくくなっていることをインシュリン抵抗性があるといいます。このインシュリン抵抗性を改善させ、インシュリンによる血糖降下作用を強めるのが、これらの薬です。

C)α-グルコシダーゼ阻害剤
  ベイスン、グルコバイなど。糖の消化を抑制し、食後の一時的な高血糖を防ぎます。

D)インシュリン
  蛋白質でできたホルモンです。口から摂るとお肉と同様に、胃腸で消化され、アミノ酸となって吸収されます。このため注射という形でしか体の中に入れることができません。作用時間などで様々なものがありますが、最近では、簡易装置で血糖を計りながら、自宅で自己注射するのが一般的です。






糖尿病とは 糖尿病治療の必要性 | 糖尿病治療の考え方 標準体重、胃で覚える食事量 |
糖尿病の薬物療法 80Kcalの運動量 | ヘモグロビンA1cを目安に コンチネンタルブレックファースト