ではありませんが、ここまでのことに思い当たる方は是非、原因になる病気の治療に取り組んでください。また、過去にやっている方、危険性の高い方はアスピリンその他の薬を予防的に服用しておきましょう。そして、就寝中など、安静時に起こることも少なくないため、運動時だけでなく、夜間、早朝にも水分を十分飲んで、血液がネバネ

バしないようにしておくことも大切です。
 なお、一過性のもの、小さいものを除き入院の適応になりますが、一般的には手術など、手荒な治療ではなく、梗塞部周囲のむくみを取る点滴などをして、静かに固まるのを待ちます。あとは、機能回復のためのリハビリテーションに努めます。


脳出血

 脳細胞の塊や神経線維の束の中に起こる出血を脳出血と呼びます。頭蓋骨という堅い限られた空間の中に、短時間に貯まった血液の固まりが、周囲の脳を圧迫して、意識がなくなるな

ど重い神経症状を起こします。通常、高血圧の方に起こり、発作時には著しく血圧が上がります。日中、活動時に発症することが多く、強い頭痛やおう吐を伴います。脳出血が疑われる場合は、速やかにCT検査などでその存在を確認しておくべきです。出血が認められたら、手術などの治療を含め、入院が原則です。

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