3)我慢できる痛みかどうか?
 軽い痛みなら心配が無いことが多いでしょう。我慢できない痛み、手元の薬で解決できない痛みが有るときは、必ず受診してください。痛みがどんどん悪化してくる場合も要注意です。体を動かすと悪化したり、うずくまるような痛みが有

る場合、また、痛みの位置が左右のどちらかにあって、ハッキリと限局している場合も気をつけなくてはなりません。これらの痛みは、外科的手術を行うべきか、早急に見極める必要があるのです。もう一度、"腹痛は、焦らず、さわがず、我慢せず。"です。

急を要する腹痛

のです。胃腸の中の食べ物や雑菌がおなかの中にばらまかれ腹膜炎を起こします。
3)子宮外妊娠破裂
 子宮内でなく、卵管などに受精し、そこに胎児ができてしまうものです。子宮内と違って広さに余裕がないため、胎児がほんの少しでも大きく育つと破れて大出血します。妊娠している可能性のある女性は要注意です。
4)腹部大動脈瘤破裂
 おなかの中央部を縦走する大動脈の壁が突然裂けてくる病気です。激しい痛みがあり、破れて大出血する事もあります。超音波やCTで、膨らんだ大動脈、切れた動脈壁が確認されます。
 
1)〜4)は診断がつき次第、速やかに手術に回ることが多い病気です。






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