様々な生活習慣病を前ページで示しました。このうち内科で診る、代表的なものは、糖尿病、高血圧、高脂血症などです。そして、これらを伏線にして、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの脳血管疾患を併発するだけでなく、肥満に伴う変形性ひざ関節症や腰椎のヘルニアなど足腰の異常なども起こります。つまり、生活習慣病は、一つの病気にとどまらず、様々な病気や合併症が、同一個人に同時並行的に起こることが最大の問題なのです。あれもこれもで気が重くなりますが、ここは一つ逆転の発想で行きましょう。つまり、生活習慣を見直すだけで、多くの病気がいっぺんに解決する可能性があるのです。糖尿病、高コレステロール血症、高血圧、肥満の組み合わせは、死の4重奏とかシンドロームXと呼
|