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左側は正常な方の歩く姿です。体はすっと立ち、足を振り出すために自然に膝が曲がり歩くことが可能です。 ところが真ん中の方は、背中が曲がっているため、バランスを取るために足の筋力を使ってしまい、立っているだけで精一杯で、歩くためにそれを使うことができません。立つだけでやっとの状態であるため、少し歩くだけでも疲れてしまい、足の筋肉がブルブル震えてしまいます。これでは長く歩くことはとうてい無理です。転ばぬ先の杖と言いますが、転倒防止用の杖をついても姿勢を正しバランスを取ることはできないため、歩行の道具としては無力です。 ところで一番右の方はいかがでしょうか。カートを
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押して歩くと、体は前かがみになりますが、体重をカートで支え、前後のバランスを取ることができるため、腰から下はまっすぐになります。このため足の筋力を体を支えることでなく歩くことに使えるため、正常な方に近い歩き方が可能となります。当然、歩く速度も増し、距離も伸び、疲れにくくなるのは言うまでもありません。カートを押すのはかっこ悪いと敬遠されている方も多いようですが、安全で快適な生活を送るための大切な道具と割り切り、補聴器や老眼鏡と同様、抵抗無く使っていただきたいと思っています。ハンドルの部分は人によって高さも違い、今後も背中が曲がっていくことを考えると、調節可能なものがよいでしょう。
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