善玉常在菌を育てるために

腸内:以下の製品や食事が有効です。
プロバイオティクス:腸内のバランスをとり、腸の環境をよくする微生物のことです。具体的にいうと、生きたビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のことです。また、これらを含んだヨーグルトなどの食品のことも、そう呼ばれることがあります。ビオスリーやビオフェルミンなどの乳酸菌製剤が代表です。
プレバイオティクス:少々聞き慣れない単語ですが、腸内の善玉菌であるプロバイオティクスを助ける物質です。具体的には、胃や小腸で消化吸収されず大腸まで届き、善玉菌のエサとなる食物線維やオリゴ糖です。また、これらを含む野菜やヨーグルトなどです。
その他:肉や脂肪分の多い食事は、悪玉菌や日和見菌の住みやすい環境につながります。これらを避けることは生活習慣病の予防にも有効です。

口腔内:口腔ケアと言われるように清潔にする事が第1です。毎食後に歯を磨き、間食をしたときはとりあえず口をゆすいでおく。また、定期的に歯垢をとってもらうことも効果的です。
皮膚:皮膚の善玉菌である、表皮ブドウ球菌やアクネ菌を守るために、以下が重要です。①善玉菌が住みやすいように皮膚の乾燥を防ぐこと。また、皮膚に潤いを与えること。②乾燥を防ぎ、善玉菌のエサとなる脂肪を皮膚から失わないように、体をセッケンで洗いすぎないことです。なお、皮脂が分解された脂肪酸は、皮膚表面を酸性に保ち、病原菌の繁殖を防いでいます。③皮膚に油分を補給する。よい汗をかく運動も、皮膚の環境を整えることにつながります。






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