風邪の予防

予防接種
 風疹や麻疹、おたふく風邪や百日咳など名のある風邪は過去に子供達の命取りだったため、定期予防接種になっています。また、任意の予防接種としてインフルエンザがあります。その他、風邪をこじらせて起こる肺炎はノドや鼻の常在菌である肺炎球菌が主な原因であるため、高齢者や呼吸器系の弱い方、免疫力の弱い方では肺炎球菌ワクチンが勧められます。2014年秋から高齢者に対して、このワクチンの接種の公費補助が行われるようになりました。小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)やインフルエンザ菌b型ワクチン(アクトヒブ)は、風邪がこじれて起こる乳幼児の髄膜炎に有効な予防ワクチンです。

環境の整備
 アレルギーによる風邪の予防には前項のマスクが大切ですが、室内を暖かくしたり加湿器で十分な湿度を保つことも重要です。同じく、部屋の掃除、エアコンフィルターの洗浄など、空気中に舞うホコリを少しでも減らすことも大切です。また、冬場の外出時に手袋や靴下、マフラーをつけ、肌を冷気に晒さないことも自律神経の余計な反応を避けるために効果的です。
うがいと手洗い
 インフルエンザなどのウイルスにどの程度有効か不明ですが、うがいはノドについた後鼻漏を洗い流し痛みを軽減します。のど飴も唾で洗い流すので同じ効果です。手洗いは、手についたウイルスが口に入るのを防ぎ、冬季に流行するノロウイルスなど感染性腸炎に有効です。






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