|
|
|
|
|
|
熱中症気分 人は、情報に踊らせ易い生き物です。夏の時期にマスコミで熱中症の情報が流れると、普段からだるい、頭が痛いと言っている方が、にわかに熱中症ではないかと心配されるようです。熱中症は熱によって普段と違った症状が出たものですから、いつもと比べて悪くなっていないのに、心配しすぎはいかがかと思います。それでも心配なら、熱中症でなくても体を冷やし、水分や塩分を摂って休憩するなど熱中症の初期対策をしてみましょう。もし、軽い(I度の)熱中症ならこれで解消されます。初期対応をしてII度以上になるのはまれで、万一症状が進んでくることがあれば、医療機関を受診してください。なお、熱中症気分の方には、冷房病に陥っている方もいます。熱中症を心配するあまり、冷房をかけすぎて、かえってだるさが取れなかったり、体温調節がうまくいかない場合です。これを防ぐには、普段から冷房の設定温度を下げすぎないことです。基本は25℃を下まわらないように、できれば27〜28℃と外気よりほんの少し下げるだけにしましょう。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ニセ熱中症 暑い時期に熱中症と紛らわしい症状をきたす、熱以外に明らかな原因や臓器の異変を起こした病気をここでは「ニセ熱中症」と呼びます。これは、体調不良の原因究明に当たっての入り口となる名称で、実際の原因や病名は以下のようなもので、急性発症したものが該当します。 ・貧血 循環不全を起こす代表 で、貧血の原因はガンや 潰瘍などの消化器疾患や 子宮筋腫や卵巣のう腫な ど様々です。 ・心臓弁膜症や心筋症、心筋梗塞 上記など、心臓に原因 があって循環不全をを起 こす場合です。 ・甲状腺機能亢進症(バセドウ病など) どうきや発汗過多を起 こすホルモンの異常で す。 ・COPDなどの呼吸器疾患 肺は心臓と直列連結を してます。呼吸機能が落 ちているとき無理をする と息切れやだるさ呼吸困 難に陥ります。 ・脳卒中(脳梗塞や脳出血など) 脳梗塞は起こる脳の場 所で症状が全く異なりま す。出血はとても強い頭 痛がするのですぐわかり ます。脳梗塞はこの点わ かりにくく、明らかな左 右差がある場合は可能性 が高いので、早めにCTや MRIで確認しましょう。
|
|
|
|
|