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ロールを付着させ、動脈硬化を促します。
高血圧
動脈硬化の主因の一つでもあり、結果でもある高血圧は、若いときに肥満のある方ほど早期に発症しやすいことが知られています。しかも、内臓脂肪の多い腹囲の大きい方ほどリスクが高いのです。これは、若いからと思ってたかをくくっていると、中年以降になると早めに生活習慣病の治療をするはめになります。幸い、肥満で高血圧の方は4~5kg体重を落とすだけで明らかな降圧効果が期待できますので、もう手遅れとあきらめないで少しでもダイエットに励んでください。
睡眠時無呼吸症
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太ってくると、ノドや鼻の内側にもたっぷり脂肪がついて内腔が狭くなり、空気の出入りが減ります。(換気量の低下)換気の低下は、肺の中に二酸化炭素を溜めます。二酸化炭素はある程度たまると呼吸(換気)を活発にしますが、ある一線を越えると脳の呼吸中枢を抑制し、呼吸の深さや回数を減少させます。この結果起こるのが睡眠時無呼吸症です。男性は女性と比べて7倍も多く、BMIが高い人ほどなりやすいです。睡眠時無呼吸を起こすと、就寝中に呼吸をしないため、酸欠で増悪する狭心症や心不全などの症状が誘発されたり悪化します。これらは、肥満があっても無呼吸がない人より予後(先々の展開)が悪いようです。
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肥満症に対して、体重の5~10%を落とすために、食事療法と運動療法の間に大きな差はありません。 BMIを元にしたエネルギー制限食の目安 ①25kg/m2≦BMI<30kg/m2の場合 25kcal/kg×標準体重(1000~1800kcal/日) ②30kg/m2≦BMI 20kcal/kg×標準体重(1000~1800kcal/日) ③35kg/m2≦BMIかつ急に体重を落とす場合 600kcal/日 ①は、日常生活で運動量が少ない糖尿病の方の食事と同じです。具体的には、身長165cm、体重75kgの男性のBMIに相当し、1500kcal/日です。 (標準体重はBMI換算で59.9kg) ②は、身長150cm、体重68kgの女性のBMIに相当し、1000kcal/日が目標です。(標準体重49.5kg) これらは、やせるための食事療法ですから、当面の目標が達成されたら、おのおの5~10kcal/kg×標準体重を増やしてもよいでしょう。エネルギー制限食は、脂肪や炭水化物を中心にバランスよく減
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らしましょう。葉物野菜を多く摂り、肉や揚げ物をあまり摂らないのがコツです。 糖質制限食:前述の明確なカロリー設定と比べやや曖昧ですが、間食を中心に糖質の摂取を一日120g以下にするような食事です。ここでいう糖質は、でんぷん質も含めると120×4=480kcalなので、ご飯をコンビニのおにぎり2.5個/日 程度食べて、それ以外は食べない感じです。 運動療法の目安 一般的に健康を目的とした運動量は、中強度の運動を1日30分程度毎日行うことです。中強度の運動量とは、男性なら時速5~6km、女性なら4~5km程度のスピードで無理なく歩ける一番早いスピードで歩くことです。(普段歩くスピードの1.3~1.5倍の早さ)感覚的にはややつらく、軽く息が弾む程度で、何とか運動中に会話ができるくらいの運動です。しかし、減量目的の場合は、概ねこの2倍、つまり、中強度でほぼ毎日1時間程度の運動が必要です。
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