ボディのパーツを傷めたら

 今回まとめたボディのパーツの傷害はどれも強い痛みがあります。一部を除いて、整形外科などで精密検査や治療が必要です。以下に治療や経過観察における基本的な心構えをまとめました。
1)急性期は安静に固定
 痛みが強い急性期は、ギブスやサポーターで動かないように固定し、安静に保つことが必要です。焦って無理に動かそうとすると、ビリビリと筋肉や靱帯の傷口が裂けてくる可能性があるので注意が必要です。動かすのは医師の許可が出てからにしましょう。
2)安静が解けたら焦らずリハビリを
 しばらく動かさないでいると、筋肉も関節も固まってしまいます。固くなったこれらを強い力で動かそう

とすると、再び傷口が開くおそれがあります。そこで、痛みが出ないか注意を払いながら、ゆっくりと弱い力で少しずつ動かし始めてください。なお、あまり安静にこだわってリハビリを怠ると、固まって動かなくなるので強からず、遅からずです。
3)痛み止め(NSAIDs)を上手に使う
 我慢できない痛みは、しばらく毎日定期的に服用ください。我慢のできる範囲なら、つらいときだけ使うのが基本です。なお、消炎鎮痛剤(痛み止め)で痛みが抑えられている間は、痛みが止まったとは言えません。痛みがなくなったと思ったら、痛み止めの使用を止めてみて
、本当に痛みが無いか確認しましょう。






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