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が脆弱なので、少し動かすだけで痛みを感じます。そこで、最初は無理に動かそうとせず局所を安静に保つことが大切です。しかし、あまり動かさないと肩が固まってしまうため、痛みが軽くなったら少しずつ痛みが出ない程度に動かし始めましょう。そして、ある程度動くようになったら、筋力を取り戻すために積極的に運動してください。
2)肉離れ
強い力を急に出して、その時収縮した筋肉の筋膜(筋肉を包む膜)や筋線維が部分的に傷がつくことを肉離れと呼びます。普段運動していない人が、ものすごく重いモノを持ち上げたり、思い切りボールを投げたり、全力で走ったときなどに、よく筋肉を痛めます。
予防としては、普段からある程度、運動をして筋肉を使っておくこと。また、激しい運動の前には十分なウォーミングアップをしておくことです。五十肩と似ていますが、こちらは比較的若い人に多いので、治るまでの時間は短いようです。痛みがある間はできるだけその筋肉を使わずに、安静にしておきます。
なお、筋肉にもっと強い力がかかったとき、ブッツリと切れてしまう筋断裂・腱断裂を起こす場合もあります。
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3)捻挫(ねんざ) 関節に大きな力がかかり、限界を超えて曲がろうとしたとき、これを支えている靱帯が損傷したり切れ、関節包も破れます。この関節が捻れ挫かれたことによって起こる関節部品の損傷を捻挫と呼びます。例えば、歩いているときに誤って足の裏でなく足の小ユビ側の縁で地面を踏んだとします。すると、そこに全身の重みがかかってグキッと足首を外側に捻り、靱帯を伸ばしたり切ってしまいます。突き指も、この仲間です。捻った時に、血管が切れて内出血を伴ったり、関節液が漏れ出てくると、腫れてきます。 骨ではなく軟部組織と呼ばれる部分の損傷が主ですが、骨折している場合があるため、レントゲンで確認した方が良いでしょう。 一度捻挫を起こすと、靱帯が弱ったり弛んだりするため、繰り返しそこを捻る、捻挫ぐせがつくこともあります。 痛めた関節を守り、靱帯の補助的な役割を果たす、サポーターを装着し、局所を安静に保つことが大切です。靱帯がプッツリ切れている場合は手術で縫い合わせることもあります。 4)脱臼 関節に大きな力がかかり、骨と骨が向かい合う面(関節面)がずれてしまう状態です。完全にずれてしまう脱臼と部分的にずれている亜脱臼があります。
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