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による交感神経の緊張にどんどん拍車がかかるイメージです。簡単な治療は自分の息を紙やビニール袋に吐き、再度吸い込んで、体内に二酸化炭素を戻すことです。安定剤も有効です。
高血圧
緊張が高まると交感神経が作動し、血管が収縮して血圧が上がります。これは誰にでも起こることで、緊張が弛めば血管が拡張し血圧は元に戻ります。ところで、緊張が長引くとどうなるでしょうか?血圧が高い状態が続き、次第に血管は血圧に耐えるために硬く変化します。いったん血管が硬くなると、今度はそう簡単に血圧が下がらなくなります。こうして高血圧が定着してしまいます。
狭心症・心筋梗塞
ストレスで高血圧になる仕組みが心臓に酸素を送る冠動脈に起きて発症します。
競争心や責任感が強く、何でも頑張るタイプA性格の方に多く見られます。
胃・十二指腸潰瘍
ストレスがかかり交感神経が活発になると、胃粘膜などの血管が収縮して血液の巡りが悪くなり、粘膜の細胞が死んでしまいます。また、ストレスの反動が大きく出て、副交感神経が活発になりすぎると、胃酸の分泌がてきめんに増え、胃粘膜を荒らします。
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過敏性腸症候群 お腹の痛みや不快感に便秘や下痢など排便の異常が加わったもので、検査上、特に異常を認めない病気です。ストレスで交感神経が刺激されると腸の動きが止まり便秘へ傾きます。これが去って副交感神経へ一気に傾くと、腸の動きが止まらず下痢になります。また、内臓の知覚(感覚)神経が過敏となり、ほんの少しの異常も不快に感じます。 筋収縮性頭痛(筋緊張性頭痛) 根を詰めたりして、心身が緊張した状態が続くと、背中や肩から首へ続く筋肉がこわばります。その延長線にある頭蓋骨をハチマキのように取り巻く筋肉も収縮し、頭を締め上げられるような頭痛が起こります。これが頭痛の原因のほとんどを占める、筋収縮性頭痛です。 自律神経失調症 病気と言うより、自律神経がジェットコースターに乗っているようなイメージです。交感神経と副交感神経の切り替えの振り幅が大きく、大絶叫です。冬でもないのに手足が極端に冷たく感じる。急に体が熱くなるホットフラッシュを感じる。何にもしていないのに動悸を感じる。強い立ちくらみを感じる。これらの症状は、交感神経や副交感神経の綱引きが行き過ぎて起こります。
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