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スタチン系
日本で開発されたメバロチン(プラバスタチン)が先駆けで、今まで薬で下がらなくなったコレステロールが下がるようになり、動脈硬化治療の成績を劇的進歩させた薬です。その後様々な新薬が出現し、10年前に発売されたリピトール(アトルバスタチン)から、コレステロール低下作用が一層強化され、これらの新しいタイプはストロングスタチンと呼ばれています。初期の薬は効果がやや甘かったため、アメリカなどで大量に使われ、横紋筋融解症などの副作用が問題になりましたが、日本では使用量が守られたため、ほとんど副作用のない薬として知られています。ストロングスタチンは効果と副作用のバランスが改善され、発売10周年を迎え、いよいよジェネリック薬品も登場しました。ストロングスタチンではコレステロール値がおよそ25%〜30%下がります。また、TGも下げる働きがあります。冠動脈疾患の予防効果が高いため、コレステロールが高い場合は、まずこのタイプの薬を始めます。治療の目安は前述の表が目標です。 フィブラート系
主にTGを下げる薬です。フェノフィブラート(リピ
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ディル)やベサフィブラートなどはLDL-Cを下げる働きがあります。冠動脈疾患に対する予防効果はスタチン系に劣るため、TGのみが高かったり、スタチン系で不十分な場合併用されます。 プロブコール(ロレルコ)
見かけ上のコレステロール値の低下以上に、動脈硬化部位の改善作用があることが知られています。コレステロールを血管壁に貯め込むマクロファージという白血球へのコレステロールの取り込みを防ぎ、まぶたのところにできる黄色種の退縮する働きがあります。
エゼチミブ(ゼチーア)
小腸でのコレステロール吸収をブロックしてコレステロール値を下げます。また、TGが高い場合は、それも同時に改善する働きがあり、今後スタチン系に並ぶ可能性を秘めた新しい機序の薬として期待されています。 コレスチラミン
腸内のコレステロールを吸着し便へと出す薬です。大量に飲まないと効果がないため、胃腸への負担が大きく、飲み始めてもあきらめてしまう方の多い薬です。
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