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1)発作が起こった時 赤く、はれて、熱を持って痛んだ場合は、NSAIDsと呼ばれる抗炎症剤(痛み止め、熱冷まし)が特効薬です。インドメサシン(インテバン、インフリー)、ナイキサン、ニフランなどが保険適用薬です。ロキソニン、ボルタレンなど他の消炎剤も効果があります。 治療のコツは早めに、強めに、徹底的にです。はれて痛んだら、できるだけ早期に、少し強めにNSAIDsを服用し、全く痛みが消え、腫れが引き、炎症が完治するまで長めに服用を続けましょう。なお、治療が遅れ炎症がNSAIDsだけで治まらない場合は、少量のステロイドを短期間使うこともあります。幸いリウマチと違い痛風発作は一時的な関節炎なので、ステロイドの長期的使用による副作用は心配ありません。
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2)発作がおこる予感がする場合 紀元前に医聖ヒポクラテスは、イヌサフラン(コルチカム)という花の球根が痛風の治療に有効であると記しました。以後近年まで、コルチカムから抽出したコルヒチンは痛風治療の特効薬として使われ続けてきました。しかし、効果が弱いため、NSAIDsに治療の主役を譲り、現在は、治療薬としてはほとんど使われていません。 しかし、親ユビの関節がムズムズするなどの前兆に引き続き発作が出る方は、前兆の間にコルヒチンを服用すると発作が予防できる場合があります。ヒポクラテスという名に医者が弱いためか、未だに使われているのは驚きですが、よきモノは時を越えて生き残る代表なのかもしれません。
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