足が腫れて歩けなくなったといって、びっこを引きながら来院される男性が時々います。靴を履くこともままならず、大概はサンダル履きで、だぶだぶの冬用の靴下や包帯を巻いている方までいます。 早速、診察をするため靴下や包帯をとってもらうと、足の親ユビの付け根を中心に真っ赤な腫れがあり、足首までむくんでいる場合もあります。話を聞くと、「前日まで何事もなく、昨晩少々飲み過ぎて、早朝足が痛くて目が覚めました。やむなく起き上がると、足が腫れていた。すぐ治るかなと思っていたら、どんどん痛みが強くなり現在に至りました。足を捻ったり、けがをするようなことは何もやっていないんですけどね…」などと、話をされます。さらに聞くと、「そういえば1年前にも似たようなことがありましたが、その時はすぐに治ったので医者に行きませんでした。」 これが痛風発作の典型です。 特徴は、会話で出てくる、次の4つです @男性 A足の関節の炎症 であることB赤くはれて痛む C血清尿酸値 7ml/dl以上 この4つが揃うと88%の確
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