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心筋梗塞、クモ膜下出血など、急を要する病気は様々ですが、たいがいは救急車を呼ぶべきか判断がつくものが多いと思います。誰でもわかる症状は、 @意識消失 呼びかけに反応しない A心肺停止 息をしていない B心不全・呼吸不全 息がとても苦しそう C体の力が入らず立てない、麻痺がある Dけいれんして泡を吹いている などです。 これらの症状のある人は誰が見たって危険です。これ以外の場合、すぐ救急車を呼ぶべきか、自力で医療機関を受診すべきか、翌日まで様子を見てその結果で受診を決めるかの判断は難しいでしょう。基本的に症状があればできるだけ速やかに受診すべきなのですが、何でもかんでも救急に押しかけることが良いとは限りません。救急外来は、できることや薬が限られます。また、かつて自分もそうでしたが、経験の浅いスタッフがよく当番に当たっています。そこで、まず次の点を確認してください。 A:意識レベルの評価 意識がなくなれば誰でもわかります。意識が低下した状態を、軽いうちに見つけましょう。意識はあるが今ひとつハッキリしない、いつもと違っておかしな事を言うなどは、意識が低下しているサインです。意識
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が低下している場合は、脳に何らかの問題があるため、出来るだけ早く受診してください。上記程度なら、通常の受診でも構いませんが、受付で状態を伝えて早めに診てもらった方が良いでしょう。これより悪ければ救急車が必要です。 B:症状の種類と強さ 人が生きていくために最低限必要な機能は、脳、心・肺機能の障害です。これに関連する重い症状なら、すみやかに受診してください。その他、強い痛み高熱などは、体の局所に大きな異変が起こっている証拠です。尿路結石のように痛みの割には命に別状のない病気もありますが、大概の痛みは危険です。特に我慢できない痛み、今まで経験したことのない痛みは注意が必要です。無理に我慢するのでなく、つらさに応じて早めに受診してください。救急車を使わない場合では、痛みの強さや状況を受付に前もって話しておくとよいでしょう。 C:症状の推移 自分で症状が強いと思っても以前から自覚し、我慢できていればあまり問題はありません。また、徐々に良くなってきている場合は概ね心配ありませんが、急がずとも必ず受診してください。悪くなってきた場合は要注意です。特に急速に悪化していると感じたら、すみやかに医師に診せてください。
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