|
|
|
|
|
|
A)予防接種(ワクチン) 10月より予防接種が始まります。例年、A型2つ、B型1つと、3つのウイルスタイプを組み合わせてワクチンは作られています。今年はH1N1(昨年の新型)、H3N2香港型亜型そしてB型が含まれています。インフルエンザは冬に流行します。夏の間はなりを潜めていますが、この間冬であるオーストラリア、ニュージーランド、南米各国で流行します。南半球に春が来ると流行が静まり、現地で流行っていたウイルスが北半球にやってきます。そして、こちらが冬になると広がります。そこで、半年前に南半球で流行しているウイルスタイプのワクチンを接種できれば予防効果が上がります。 2010年8月の時点でのオーストラリア政府の集計によると、今年のインフルエンザの66%がH1N1(新型)、18%がH3N2(A型香港)そして、B型が11%でした。このように、2010年のワクチンは南半球で流行したタイプウイルスをほとんどカバーしているため、大いに期待できそうです。 ワクチンは小児(12才以下)を除いて通常一回です。概ね接種後2週間ぐらいからひと冬効果が持続します。流行が始まる前の、12月上旬には済ませておきましょう。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
B) マスクの着用 ウイルスるゴホンという咳に含まれ、次のヒトに感染します。そこで、ウイルスに罹っている人は咳やだ液を飛ばさないように、罹っていない人はウイルスを吸い込まないようにマスクを着用しましょう。 ウイルスの大きさは、マスクの目の粗さより小さいという理由から、無効だと考えている人もいますが、実際にマスクをしておくと100%ではないものの、感染防止に有効であることは周知の事実です。特別なマスクでなくても結構ですのでうつしたくない人、罹りたくない人は着用しましょう。 なお、手洗いはたしなみですが、手から感染する可能性は高くありません。あまり神経質になって石けんやアルコールで洗いすぎ、皮膚を痛めてしまっては本末転倒です。基本的に水洗いで十分です。 C) 人混みをさける 流行が始まったら、余計な人混みへ出かけることを避けましょう。学校など集団生活はやむを得ませんが、用もなくウインドウショッピングに出かけたり、カラオケボックスなど密閉された空間に入ることは避けた方が無難です。特に、受験を控えているなど、これから冬に大事なイベントが待ちうけている方はお気をつけください。
|
|
|
|
|