すこやか生活

第10巻8号 

ページ4

主な市中肺炎の頻度

 ある地方都市の中核病院における、市中肺炎の原因微生物を高齢者と若年者+中年に分けたグラフを示しました。前ページまでにまとめた原因微生物でほぼ半分が占められます。驚くことに、各々1/3の原因が不明です。
 そして、わかっている原因微生物では、65歳以上では3/4が、60歳未満では8割以上がこの5病原微生物によって肺炎になって外来を訪れています。従って、今回紹介した肺炎を知っておき、対策を考えておくことが肺炎の予防・治療に大切です。

 その他の肺炎の原因で多いのは連鎖球菌が2〜3%、結核が各々1%程度、黄色ブドウ球菌が各々1%程度、高齢者では緑膿菌やクレブシェーラ菌など、腸内に住む菌が原因になることがあります。インフルエンザウイルスなど、ウイルス感染症もその他に含まれます。
 原因菌がわかれば話は簡単ですが、タンや血液検査を見なければ、確定しません。そこで肺炎球菌やインフルエンザ菌のような定型肺炎か、マイコプラズマやクラミジアなど非定型肺炎か見極めて薬を選び治療を行うのが一般的です。






だれでもなりうる肺炎 
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肺炎の代表、肺炎球菌・肺炎球菌ワクチン
まぎらわしいインフルエンザ菌
| 非定型肺炎 Hibワクチン(インフルエンザ菌bのワクチン)
| 主な市中肺炎の頻度