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マイコプラズマ肺炎 マイコプラズマ肺炎は、レントゲン写真で、前2者などの一般的な細菌性肺炎と異なる淡い影があり、熱や咳がひどいにもかかわらず痰があまり出ないなど典型的でないため、非定型肺炎と呼ばれる肺炎に分類されます。非定型肺炎は、間質性肺炎とも呼ばれ、放射線や薬剤性肺炎、ウイルス性肺炎などにレントゲン像や症状の出方が類似しています。 非定型性炎は市中肺炎の20〜30%を占めています。この中の多くがマイコプラズマによる肺炎です。 潜伏期間は6日〜1ヶ月と言われ幅が広いので、いつかかったかわからないことが多いのですが、感染力が強いため、学校や職場で流行することもあります。
10〜30歳代の子供や若年者に多い傾向があり60才以上の人ではまれです。乳幼児が感染すると、肺炎になることは少なく、上気道炎で済みます。5歳以上になると肺炎になったり髄膜炎になります。感染自体は、1歳までに40%、5歳までに1/3、成人するまでには約97%が感染します。他の感染症と異なり、マイコプラズマに対する免疫はできないため、何度も感染する可能性があります。 |
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クラミジア肺炎とオーム病 クラミジア肺炎は、公園の鳩や飼っている鳥が持っている病原体(クラミジア ニューモニエ)が原因です。クラミジアがいる羽根や糞を吸い込んで肺炎になります。小児と60歳以上の高齢者に多い傾向があります。他の肺炎と比較して熱が上がらずセキがひどいので、喘息やその悪化と間違われやすいのが特徴です。 オウムやインコの持っているクラミジア シッタシも肺炎を起こします。こちらもほぼ同様な症状ですが、病原体の持ち主に敬意を表してオーム病と名付けられています。 治療 マイコプラズマ、両クラミジアともに、ニューキノロン系(クラビッドなど)や、マクロライド系(ジスロマックなど)、テトラサイクリン系(ミノマイシン)が有効で、定型肺炎の原因菌である一般細菌に有効なペニシリン系やセフェム系は効果がありません。
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