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ので要注意です。戻ってきた胃液の酸度が薄ければ酸による粘膜の腐食も軽くなるので、タケプロンなどPPIと呼ばれる胃酸分泌抑制剤が用いられています。ガスモチンなど、食道、胃の内容物を腸内へ順送りさせる薬が有効なこともあります。
甲状腺疾患と声がれ
甲状腺はのど仏の少し下にあります。裏側には反回神経という声帯を動かす筋肉を操っている神経が通っています。この甲状腺が癌や慢性甲状腺炎などで腫れると神経を圧迫して、声がれの原因となります。また、慢性甲状腺炎などで甲状腺ホルモンが不足して声帯が腫れる事も声がれに繋がりますA。
その他の反回神経麻痺
反回神経は甲状腺以外にも、食道、大動脈、そして肺の近くまで下がってから反転し、咽へとつながっています。このため、これらの臓器が腫れてくると神経を圧迫して声がれの原因となります。代表的な病気は食道癌、胸部大動脈瘤、肺ガンです。これらはどれも大手術が必要で、やっかいです。大概、左右一方
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が麻痺するので、片方の声帯が閉じない声帯の閉鎖不全を起こします@。 職業と声がれ 教師、歌手、販売業(魚屋や八百屋)、僧侶などです。大きな声や高い声を使い続け、声帯結節やポリープができ、声帯の閉鎖不全を起こすものです@。大きな声を出しすぎないことやマイクを使って話すなど声帯を休める事が治療の中心です。 喫煙と声がれ タールその他の化学物質が喉頭や声帯に負担をかけ、粘膜の扁平上皮などが角化するなど硬くなって声がかれるものですA。 喉頭癌ができていて声がかれている場合もあるので、喫煙者の声がれは要注意です。 飲酒と声がれ 宴会などで飲み過ぎて声がかれた経験のある方も多いかと思います。アルコールは喉頭の粘膜を刺激して、声帯などに炎症を起こし声がれの原因になります。加えて、大声で談笑したり、カラオケでおもいっきり歌ったりすることも声帯に負担をかけるため声がれのだめ押しをします。
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