漢方あれこれ

　漢方で体質改善をしていると言う話をよく聞きますが、本当に体質が改善するのでしょうか？元々ハーブ由来のエキスなので合成した新薬より薬効成分が薄かったり効力が劣るのは事実ですが、西洋医薬品の手本になったものが多いので、基本的には西洋医薬品と同じような作用をします。漢方だから安全というわけではなく、副作用の考え方も似たり寄ったりです。代表をいくつか紹介します。
小青龍湯---アレルギー性鼻炎や気管支炎の咳に聞きます。抗ヒスタミン剤類似です。

大黄甘草湯---便秘薬として知られています。アローゼンやプルゼニドに含まれるセンナと似た働きが大黄にあります。
芍薬甘草湯----こむら返りの予防に効果があります。量が多いとむくみが出ることもあります。
小柴胡湯--慢性肝炎の治療薬として知られています。インターフェロンとは併用しません。
　このほかにもたくさんあるので、そのうち機会があればまとめてみます。