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れたら糖尿病になっていなくて良かったと胸をなで下ろすのではなく、糖尿病に片足を突っ込んでいる状態だと肝に銘じ、気を引き締めて食生活などを見直し、ちゃんと成果が出ているか時々確認する作業が必要で

す。また、コレステロールが高かったり、血圧が高めの方は境界型糖尿病があると、動脈硬化のリスクが飛躍的に高まるので、高コレステロール血症や高血圧の程度が軽くても早めに治療することが大切です。






75g-OGTT(糖負荷試験)
 正常域から
ピンク濃い紫の順に動脈硬化のリスクが高まりますが、

ピンク(IGT)以上は糖尿病と同程度狭心症や心筋梗塞のリスクがあります。

やる気の出る食事療法

 人は誰でも美味しいものを食べたいものです。節食は人間の本能に逆らうため、なかなか成功しません。しかし幸い人間は本能だけで生きているわけではなく、理性もありますし意欲もあります。ちょっとしたコツでやる気が出ますので一工夫してみましょう。
自分の食行動のクセとズレを知る
 あまり食べていないのに体重が減らない、家族も太っているのは遺伝のせい、水を飲んでも太ると思っているあなた、まずはその思いこみが本当かどうか確認してみましょう。数日間自分の食べたもの、飲んだものを食べた時間を含めて全て書き出してみましょう。小さいから良いと

思って3個食べた干し柿は小さいのは水分が抜けただけで立派な柿をおやつに3個もペロリと食べたのと同じことだった。唐揚げやコロッケなど、油ものばかり食べていた。健康に良いと思って毎日ヨーグルトや牛乳を1リットル飲んでいた。毎晩食事にビールを2本飲んでどのくらい食べたか書き忘れて寝てしまっている。居間にはスナック菓子がいつも置いてあり、気がつくと一晩で一袋無くなっていた。家族全員焼き肉が大好きで、毎週末食べに行っている。リタイヤしてから月に3日は温泉旅行にいき山海の珍味を堪能するのを楽しみにしている。

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糖尿病が疑われたら  境界型糖尿病の考え方
やる気の出る食事療法
運動療法のコツ 運動の6つの効用  運動療法のコツ