花粉症治療Q and A

Q:花粉症の薬はいつから飲み始めるの?
 "花粉情報をチェックして、花粉が飛び始める2週間くらい前から抗アレルギー剤を飲み始めましょう。"これは、専門家や製薬会社さんが宣伝しているので、テレビや新聞を通しての社会通念になっています。確かに、重症な人や例年以上に花粉の量が多いと予想される年は様々な合併症を起こすので、症状の出る前から薬を使うのは間違いではありません。しかし、一般的な花粉症の方は軽い症状が出始めたらすぐというタイミングで抗ヒス

タミン剤を服用し始めるくらいでよいと思います。具体的には熱が出ないのにくしゃみや水っぱなが続くとか、鼻がムズムズしたり、鼻づまりで目覚めてしまうとか、咽が痛いなどという症状がでた時です。
Q:花粉症には、内服剤などの全身治療と、点鼻薬や目薬などの局所治療があります。基本は抗ヒスタミン剤の内服です。軽い方はこれ一つで充分ですが、症状に合わせて他剤を組み合わせていきます。主な症状ごとの薬の選択を表にまとめました。


Q:花粉症の薬をもらったが全然鼻水やくしゃみが止まらない?
 表の抗ヒスタミン剤は上から下に向かって効果が強くなります。(眠気などの副作用も同様の順)先ず一つ使ってみて効果が不十分なら少し強めてみましょう。また、点鼻薬の併用もお勧めです。
Q:薬を飲むと咽がカラカラになる
 抗ヒスタミン剤は鼻水の分泌を止めるのと同時に唾液の分泌も抑えます。鼻水が出るのが困るのか咽が渇

くのが困るのか天秤にかけられているのです。鼻が止まっているなら薬を一段弱めてみるのも良いでしょう。
Q:コンタクトレンズの上から目薬をさしてもよいでしょうか?
 軽症の方では、抗ヒスタミン剤の点眼をすることはかまいません。ステロイドを使わなければいけないほど症状が強い時は、コンタクトを諦めてメガネにしてください。メガネは花粉防御になりますし、一石二鳥です。

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