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アルコールは胃腸より吸収されると、門脈という血管を通って肝臓へ向かいます。ここでアルコールデハイドロゲナーゼ(ADH)という酵素で分解処理され、アセトアルデヒドになります。このアセトアルデヒドは肝臓を傷めるなど、毒性を持つ主な物質として有名です。この有害な物質を分解解毒するのがアルデヒドデハイドロゲナーゼ(ALDH) という酵素です。これによってアセトアルデヒドは無害なアセテートとなって処理が完了します。この過程で、アルコールはエネルギー源として使われたり、脂肪に変換され皮下や肝臓に蓄えられます。このADHは胃の粘膜にも存在し、飲んだアルコールの一部は胃で
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も分解されます。一般に女性は男性と比較するとアルコールに弱いのですが、胃のADHの量が男性より少ないため、アルコールの処理能力が劣ることが一因と考えられています。 さて、アセトアルデヒドは酔っぱらいの人が酒臭く感じる臭いの元でもあります。このアセトアルデヒドは、直接肝細胞に傷害を起こし、肝細胞を風船の様にふくらませてしまったり、脂肪を充満させ油太りに陥らせます。また、この壊れた肝細胞に置き換わるコラーゲン線維というタンパク質を増やし、肝臓が線維だらけになってしまう肝硬変へと誘導します。 なお、遺伝的に肝臓の
(2 ページに続く)
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