アレルギーの原因検査

1)特異IgE
 アレルギーの原因物質に反応する特定のIgE(タンパク質の一種)の血液中の濃度を調べるものです。スギ、ヒノキ、ブタクサなど植物の花粉、ハウスダストやカビなど室内のアレルギー物質、鶏卵、牛乳、サバ、そばなど食物、そして、イヌやネコ、ハムスターなどペットのふけや皮くずなど、様々物質に対するアレルギーを細かく調べることができます。簡便な採血検査であるためアレルギーの検査というと、まずこれを行います。この検査は、個別に調べる検査の他、いくつかの原因物質を

組み合わせた、食物セット、動物セット、雑草花粉セットなど少し広めに検査の網をかけるセットもあります。
2)パッチテスト
 アレルギーの原因物質の染みこんだテープを皮膚に貼り、その局所に起こったアレルギー反応を見ます。検査が煩雑なこと、局所反応が強く出過ぎる場合があることなどから、一般にはあまり行われていません。
3)プリックテスト
 皮膚にひっかき傷をつけ、そこにアレルギー物質の水溶液を染みこませ反応を見るパッチテストと似た検査です。






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