|
|
|
|
|
|
(2 ページから続く)
3)鼻づまり
鼻づまりは鼻水が喉の方に落ちて咳を引き起こしたり、口呼吸につながるうっとうしい症状です。その上、中耳炎や副鼻腔炎(ちく膿症)を起こす原因になります。鼻づまりには花粉症の一般的な治療薬である抗ヒスタミン剤はあまり効きません。最も有効なのはやはりステロイド剤です。点鼻薬を中心に使ってどうしてもとれない場合は内服や注射剤を使います。ロイコトリエン拮抗剤(オノン、シングレア)も有効な薬であるため、ステロイドの内服や注射を使う前に試してみましょう。また、プリビナやトークなど鼻粘膜を収縮させる点鼻薬もあります。これは即効性がありますが、薬が切れるのも早いため、鼻づまりのひどいときや、夜寝る前などに使用すると良いでしょう。あまり使いすぎると鼻の粘膜を傷めることがあるので、最小限の使用が望ましいとされています。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
最後に目の症状にも簡単に触れておきます。
4)目の痒み 鼻で言えばくしゃみに当たるでしょうか。抗ヒスタミン剤の内服や点眼(ザジテンなど)が有効ですが、効かない場合はステロイドの点眼薬(フルメトロン)なども使われます。 5)なみだ 涙も花粉を洗い流すため止めるべきか悩ましいところですが、泣いてばかりもいられません。こちらも抗ヒスタミン剤から使ってみて、効果が不充分な時はステロイドになります。鼻が詰まって涙が出る場合もありますので、この場合は鼻づまりの治療を参照下さい。目やにがひどい場合も同様です。 6)赤目(結膜炎) アレルギーで目が真っ赤になっている場合は炎症が強いので、ステロイド剤が必要なことも多いようです。 なお、目の症状が強い方は、早めに眼科に相談して下さい。
|
|
|
|
|