高コレステロール血症

 高コレステロール血症は、糖尿病や高血圧とともに3大生活習慣病の一角を占め、
健康診断などで、指摘される人が増加しています。しかし、痛くもかゆくもないのでピンと来ない方が多いのではないでしょうか?コレステロールは、知らない間に血管の内側に付着して、症状が出て気づいたときには血管が目詰まりして、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞他、様々な命を脅かす合併症を起こしているのです。他の生活習慣病と同様、知らないうちにとんでもない状況になる困った病

気ですが、これも日頃の健康管理によって、合併症を予防することが可能です。生活習慣病は全て、血管の動脈硬化を早め、老化を促進するものばかりです。今回はコレステロールの知識を深め、若々しい血管を保ってください。






高脂血症の身体所見

 以下に示す体の特徴は、高脂血症を持つ方の全てに出るわけではありません。しかしこれらがある方は、家系的にコレステロールが高い可能性がありますので特に注意を要します。

A)黄色腫
 ひじ、手の甲や足の関節、腱などに付いている黄色っぽいコブです。比較的柔らかく、ブヨブヨした感じです。小さな湿疹のようにでるものもあります。関節を動かすと一緒にこのコブも動きます。

B)黄色瞼板
 上まぶたの鼻寄りの位置にできる、黄色で平べったい脂肪の塊です。周囲の皮膚から台形状、島状に隆起しています。目元や目尻に出来ることもあります。たいがい左右対称に出来ます。鏡で有無を確認してみましょう。

黄色瞼板

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