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スギ花粉症の存在が言われ四半世紀が過ぎ、病気の実態や治療法が進みました。最近の知見をまとめてみます。よほど重症な方は少し早めに抗アレルギー剤を予防的に服用します。それ以外の方は、鼻がムズムズしてくしゃみが出始めたら速やかに抗ヒスタミン剤(アレジオン、エバステル、ニポラジン、ポララミンなど)の内服を開始します。花粉の量が増え鼻や目の症状が強くなってきたら、ステロイドホルモンや抗ヒスタミン剤(ザジテン)の点鼻薬や目薬を使います。鼻の場合はアルデシンやフルナーゼのような点鼻薬 |
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に比べ、ザジテンの点鼻は効かない感じですが、目には洗浄の効果があるのかステロイドが含まれない目薬でも効果がある印象です。これらでどうしてもだめな方は、プレドニゾロンやセレスタミンのようなステロイドを内服します。国民の20〜30%が悩むという花粉症も近頃は眠気の少ない抗ヒスタミン剤がでて、治療しやすくなりました。眠気がなく、車の運転にも問題ない新薬クラリチンは、今までの抗ヒスタミン剤が使えなかった方には福音となるでしょう。
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