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鎌倉市大船 山口内科 すこやか生活第3巻7号

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ストレスが体の病気を引き起こす仕組みをまとめましたが、いつもストレスが原

因とは限りません。体に本当に問題がないか確認できたとき、初めてストレスが犯人と断定できることが多いのです。


生活習慣病とストレス



1)虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
 A型性格という言葉を聞いたことがあるでしょうか?行動的で、性急で活発な性格です。こういう人はいつも忙しく時間に追われ、常にストレスがかかっています。これと正反対ののんびり屋といってよいB型性格に比べ、虚血性心疾患が倍くらい起こりやすいことがわかっています。判定基準は次ページの表1です。A型性格の方は、自分の性格にまず気がついてください。そして、少しでもリラックスするよう心がけましょう。

2)糖尿病
 ストレス→無茶食い→糖尿病
これは糖尿病発症だけでなく、すでに糖尿病になっている方や肥満の方もストレスによる過食は病状の悪化に拍車をかけます。仕事が終わってやれやれ。思いっきり食べてストレス解消しようという夕食のまとめ食いも問題です。こんな方は、昼食を含めて規則正しい食事をとりましょう。また、好きなスポーツをドシドシやってください。運動はストレス解消と、糖尿病治療に一石二鳥です。

3)高血圧
 血圧を上げることは、体にとってストレスの原因を克服するために必要な合目的な反応です。しかし、常時ストレスがかかっていては、高血圧が定着してしまいます。健診などで普段と比べ高い血圧が出たらストレスがかかりすぎていないか、ご自分の生活を振り返ってみるとよいでしょう。動悸を伴う場合はβ遮断剤(テノーミン他)など交感神経を抑える薬や安定剤が有効です。

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