風邪で自宅療養する場合の注意点

 現在、COVID-19は二類感染症です。基本が入院治療で軽症者は施設または自宅療養となっています。しかし、今後感染者が増加すると全ての患者さんを入院・入所させたり、保健所がきめ細かく状態観察を続けることが困難になります。また、PCR検査や抗原検査も漏れが結構ある現状では、インフルエンザと確定した場合以外はCOVID-19の可能性が否定できないと考え行動する必要があります。
1)体調が急に悪化した場合:息切れや動悸がしてきたり、血栓症の症状(胸痛や手足のマヒなど)が出た場合、そして全身倦怠感が強く食事が食べられなくなった場合などです
。まずは、
かかりつけ医に電話で相談しましょう。保健所(相談センター)でもよいですが、結局医療機関に振られてしまいます。

2)体調を観察し記録しておく:自己管理表などの活用なども有効ですが、症状やその強さを時系列で記録すればよいでしょう。また、熱冷ましや風邪薬、抗生物質や抗アレルギー剤などの手応えなども書いておいて下さい。これらは電話で相談する際にとても有意義な情報です。記録したものを写メで医療機関に送り、相談してもよいでしょう。
3)家族にうつさない工夫をする:家庭内でマスク着用、食事は自室で食べる、便所は専用とし、風呂やシャワーは最後にして、使用後は換気を徹底する等です。最初から、歯磨き時の口ゆすぎコップを別にしておくことも大切です。コロナもインフルエンザも、家庭内に一人持ち込むと、症状が出ないうちからどんどん家族にうつしてしまいます。できる事からやりま

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