鎌倉市大船 山口内科 すこやか生活第21巻号外

日本の現状と予防について

 (2/2)の時点で、日本(鎌倉)では流行していません!しかし、帰国者や、入国者によってウイルスは入り込み、密かに人→人感染が起こっている可能性はあります。カゼの主流は花粉症等のアレルギー関連とインフルエンザなので、ちがった場合は要注意です。
症状的に注意が必要なのは次場合です。
1)流行地から来た人と接触した
2)熱が続いたり、空咳と息切れがある場合
3)インフルエンザなどの検査が陰性
4)血液検査で特徴的な結果が出た
 このような方は、レントゲンや
CT、場合によっては、タンや咽頭ぬぐい液での精密検査が必要ですが、現在のところ、まずは保健福祉事務所に問い合わせ、相談の上、その指示に従って下さい。対策は、

1)マスクをする
 基本が飛沫感染なのでマスクをきちんとしましょう。基本的にできるだけ取り替えるべきですが、インフルエンザウイルスなどでは体外では28時間で失活するため、マスクがどうしても手に入らなくなったら、少なくとも使用後48時間以上経てば再利用可能かもしれません。
2)手洗い、消毒をきちんとする
 粘膜から入り込むので、ウイルスが口や鼻、目などから入らない工夫が必要です。目をこすったり、飛沫のついたマスクの正面を触らないことも大切です。
3)流行が始まったら人混みにでない
4)あわてないこと
 類似のSARSMERSの治療薬試験が始まっており、日本での流行には間に合う可能性が高くあわてないでください。

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