きます。絶対的な不足はインスリンを補わなければなりません。インスリンがあるのに働かない抵抗性がある時は、それを解消するために、減量や運動が必要です。相対的な不足や、食後血糖だけ高い場合は内服薬などを利用します。
日本では糖尿病を持つ人が300万人以上を越え、境界型糖尿病と呼ばれる予備軍にあたる人は1000万人にのぼります。生活が豊かになりカロリー消費が増え、交通手段の改善や生活の機械化によって、全世界的にも爆発的に増加しています。多くの合併症の原因となる糖尿病を持つ市民をすこしでも良くしていくために、政府は市町村と手を組み、糖尿病性腎症重症化予防プログラムや糖尿病重症化予防プログラムを始めました。食事指導などを通して、より密に対象者をバックアップし、少しでも合併症のリスクを軽減していこうという取り組みです。国民健康保険加入者に限られるなど使いにくい面もありますが、糖尿病は合併症が出たときは取り返しがつきません。該当される方は是非とも利用して真剣に取り組んで頂きたいと思っています。
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