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3月9日の専門者会議の会見で、集団感染が見られた場で共通したのは、次の3つの条件がそろった時でした。 @換気の悪い密閉空間 A人が密集していた B近距離で会話や発声がなされた(密接) このうち@、Aは環境で、Bは人の活動です。会見では、満員電車や部活動の更衣室などは、@、Aの2条件のそろう場所で、偶発的にBが加わると3つそろってしまいます。会話や発声は、肺や気管支からエアゾルがでてくる動作ですが、セキやクシャミも同様です。また、専門者会議の提言は、集団感染を防ぎ、オーバーシュートを起こさないことに主眼をおいています。このため、国民一人一人は、このような条件のそろったところに出向かないようにし、事業者やイベントの主催者はこれらの条件がそろわないよう工夫することが大切です。外出の自粛や、学校の休校もこの一環にあたりますが、桜が開花し人々の警戒心が少し和らいできているように感じられる現在、あまり気を緩めていると集団感染が起こりかねません。次は@、A、Bに対する対策です。 @の対策 ・窓が開かず、換気扇の無い部屋は使わない ・窓を常に開けておくこと または ・1時間に5回以上窓を大きく開けること ・寒い時は一枚余計に着て窓の開放に備える
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・暑い時期は薄着で効きの悪い冷房に備える ・複数人車に乗る時はできるだけ窓を開ける (タクシーや介護のお迎えなどは特に) ・換気扇は常に回す ・開放窓と換気扇の位置、風向きを考慮し 空気の流れも考えて人との距離を取る ・野外活動を増やす(学校や園なども) ・窓の無いビルや閉鎖空間では、換気扇を常 に回しドアを開放して空気の流れを作る ・フィルターが汚染しやすいエアコンは切る Aの対策 ・室内では3m以上、人と距離を保つ ・人の集まる場所は、テーブルや椅子を減ら し、面積あたりの人数を減らす (会議室や食堂のセッティング) ・外の場合は2m程度でかまわない Bの対策 ・スマホやPCで音声会話・テレビ会議をする ・マスクを着用して話す ・@、Aの環境では会話を慎む(車中など) 多くの人がまとめて感染しないように何ができるのか、思いついたアイデアは、周囲の人や、同業者の方とできるだけシェアしてください。知恵を絞り、それを実行することで危険は回避できます。
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